地区連協・防災会(現在35町内会で構成)主催の視察・研修旅行があり、仁戸名自治会から2名が参加してきました。浪江町で活動する「NPO法人jin」の方々によるサポートにより特別に実現したものです。千葉から日帰りという強行軍でしたが、震災から3年8か月経った今の被災地の現状を目の当たりにし、普段テレビで見るものと違う、真の意味での惨状を見た思いでした。
浪江町は地震と津波が直撃し、さらに福島第1原発の放射線被害に晒されるという3重苦に見舞われ、今なお町のほぼ全体が帰宅困難区域になっています。
倒壊を免れた住宅や店舗、ガソリンスタンド、郵便局、結婚式場・・・などはどこも人の気配も生活の色もなく、イノシシなどの野生動物が人のいない家屋に我が物顔で入り込み、荒らしまわるという状況だということでした。
また一部の制限解除地域も、子どもは帰宅不可という制約のため、結局は大人も帰ることができないという状況のようです。
そこにあった当たり前の日常生活が、それまで営々として築かれてきた歴史とともに、かけがえのない多くの命とともに、ある日突然時計を止めてしまい、3年以上たっても形だけはそこに存在するという、おおよそ被災者の方々以外は想像もできないような現実。
NPO法人jin代表の川村さんの一言が心に焼き付いています。
『震災直後は日本中の皆さんの物資やお金の支援がありました。そして今、避難者には政府の支援があります。何もしなくても暮らしていけるのですが、それがかえって自立を阻んでしまっている現実があるのです』
・・復興、復興と叫ばれますが、私たちは、いったい何をしたらいいのでしょうか。
私は震災以降、ずっと考えていることがあります。必要なのは「同情」ではなく「共感」ではないだろうかと。
・・被災者は弱者ではない。同情でなく、尊敬・敬意を持つこと。尊い命を賭して教えてくれたことを風化させず心に刻み、今の自分の日常を真面目に、一生懸命に生き、正しい日本の未来を形作ること、これが今の我々ができることではないでしょうか。
・・NPO法人jinの川村さんたちは、『以前のように住むことが無理なのであれば、せめて昼間だけでも帰ってきて、仕事ができるようにしたい』と考え、野菜やトルコギキョウの栽培、天蚕などの活動をしています。 <文責 五十嵐>
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仁戸名自治会日帰りバス旅行 平成26年(2014)11月1日(土)
☆ 仁戸名自治会日帰りバス旅行は、41名の参加者のもと楽しい一日を過ごしました。
(午前中)
仁戸名町出発 ⇒⇒ 松ヶ丘IC ⇒⇒ 霞ヶ関IC ⇒⇒ 国会議事堂 ⇒⇒ 霞ヶ関ビル(昼食)
普段テレビでしか国会内の様子を見ることはできませんが、本会議が行われる衆議院
議場の中を見たり、午後からは江東区青海にある、日本科学未来館で、常設展示して
ある未来へと向かう「つながり」を軸に、「世界を探る」「未来を創る」近未来館の観光を
しました。
(午 後)
日本科学未来館 ⇒⇒ 東京駅 ⇒⇒ 箱 崎IC ⇒⇒ 松ヶ丘IC ⇒⇒ 仁戸名町(ファミリーマート)解散
京成バス 衆議院警務部入館証 国会内郵便局
大隈 重信像 中央広間四隅に四季の画 ステンドグラス天井
_ 衆議院議場
4㎞に亘る赤じゅうたん 参加者集合写真 千葉県木 まき
日本科 学未来館 ASIMO(ロボット) アンドロイド(ロボット)
空間に吊るされた「つながりプロジェクト」 地球 若田光一 山崎直子サイン
3階建に改築された東京駅 丸の内側ドーム天井の装飾
【参加者の感想】 千葉県に住んでいて、東京はいつでもいける。ふだんそう思っているので、なかなか 機会が なかったのですが、自治会バス旅行で、個人では行けないところを観光でき、 有意義な一日 を過ごすことができました。