行政の夜間・休日サービス
以前から不思議に思っていたことがあります。住民票や印鑑証明、転出・転入届け、納税証明・・・これらの受領や届け出をしようと考えた時、さて、いつ休暇がとれるかな・・・と考えなければなりません。実際に平日に市役所や区役所、出張所の窓口に行ってみると数分~長くても30分もあれば片付くことが多く、仕事を半日、1日休む程の事ではありません。しかし休日にこれらの窓口は開いていないのです。何故土曜・日曜の行政サービス窓口はお休みなのでしょうか?年中無休の市役所コールセンターがありますが、これはあくまでも問い合わせに対する情報窓口であって、窓口業務を行うものではありません。
なにも、地方公務員のみなさんに休むな、と言いたいわけではありません。民間で当たり前にやっているようにローテーションを組み、休日出勤した場合は代休を取ればよいのです。夜間のサービスについても出勤時間のシフトなどで対応できると考えます。たった一人の部署ならいざ知らず、民間のような仕組みが行政で運営できないとは思えません。
総ての業務での対応が難しければ、優先順位をつけても良いでしょう。
これらの一対策として、またサービスの拡充とコストダウンの為に同時並行で考えなければならないのが、ITの効率的な活用です。一部の電子申請などが始まっていますが、サービスメニューとしてはまだまだ足りません。セキュリティを十分に確保したうえで、電子化できるサービスはどんどん導入して、サービスレベルアップ&省力化&コスト削減を図るべきでしょう。
これらに係る費用の捻出が難しければ、県や国レベルに働きかけて、業務フローの共通化を図り、統合的なシステム構築を考えるべきでしょう。市町村合併はその為にも推進されている筈です。地方自治体に固有の業務もあるでしょうが、基本部分はそれほど異なるとは思えません。
考え方の根幹に置かなければならないのは「行政窓口業務」はあくまでも「サービス」であり、住人の為に便宜を図らなければならない、ということでしょう。民間の競争を横目で睨んでいないで、積極的に学び、競争の渦中に飛び込むような勇気も必要なのです。
五十嵐
月別アーカイブ: 2013年6月
つぶやき「ごみゼロネット=GONET=ゴネット」
<千葉県下に広がるボランティアネットワーク「ごみゼロネット=GONET=ゴネット」>
私がGONET(ゴネット=ごみゼロネットちば21)の仲間に入れてもらって何年になるか・・(多分10年くらいかなぁ)。いまだに驚きと感動、気付きの毎日を送れるのはGONETのお陰だと思っています。毎日の通勤途上での「挨拶&ごみ拾い」活動も何とか続いて10年目。(地元の松ケ丘で2、000日、千葉駅前で300日を超えました。)放っておけばゴミとして燃やされるペットボトルキャップも、リサイクルすれば立派な建築材料になります。GONETを窓口にしてこのペットボトルキャップの回収を初めて6年目。今までに回収した量を集計してみると金額で約80,000円(8,000kg)になりました。商店会での回収、学校での回収、地区の行事(盆踊りや運動会(今年はインフルで中止))での回収もお陰さまで定着してきました。地域の方々のご協力とGONETの人間ネットワークに感謝するばかりです。ありがとうございます。
GONET活動をしていていつも考えることは「ごみって何だろう」です。缶ジュースは、中身を飲んでしまえば空き缶は「ごみ」なのでしょうか?そもそも、中身が入る前は最初から空き缶ではないでしょうか?これは、缶・瓶・他の容器でも同じことが言えます。さらに包装紙だって同じですね。いったい、ごみはいつからごみでしょう?答えは、それを「不要と思う」人間の心が決める、ということだと思います。飲み終わった空き缶でも、それを工作などに利用しようとする人にとっては、材料かもしれません。包装紙だって裏側は立派なメモ帳や子どもたちの折り紙にだって最適。
こう考えると「不要と考える人間のこころ」を考えなくてはなりませんね(._.)
さて、いままでにどんなことに驚いて、感動し、気づいたかって?・・・以下、手前味噌の川柳・短歌にて発表させていただきます<m(__)m>
◎ゴミ出しの 回数減りて 増えたもの その日以外の ゴミ出し日<マナーの荒廃もさることながら、この施策でゴミは減るのでしょうか?>
◎オリオンが 流星で線 引いて消す 我が願う慾 ひとつ残らず<オリオン座流星群。私のあれが欲しいこれが欲しいの願い事は総て却下。結局のところ「足るを知る」が総てですね~>
◎外来が 生態系を 乱すなら 人類の罪 比ぶものなし<1960年に現在の天皇陛下にアメリカから贈られたブルーギルが日本の淡水魚の世界を席巻している同魚の総ての元だったことが判明したって?それならば、外国の農産物やペットなど好き放題日本に持ち込んで来た、日本人の歴史こそが生態系破壊の歴史では?>
◎割れ窓を 作らじ見せじ ごみ拾い 吐き捨てガムに 木枯らしの吹く<割れ窓理論、、、正しいことを体感しています。小さな綻びがやがて総てを壊します。壊れた窓は、放置せず早めに直さねば、、、>
◎街歩き キャップやタブが 溜まったと あちこちからの 声浴び嬉し<キャップ回収や毎日の「挨拶&ごみ拾い」活動のお陰で、街を歩いていると本当に沢山の方々から声をかけていただきます。パワーの源です。感謝>
◎枯れ葉散り ゲロピザ生地を トッピング<千葉駅前の植え込みにちょくちょく置き忘れあり。毎日、ごみ箱と化した植え込みのごみを拾う私もこれには閉口します。ちょっと汚いけれど、、、こんな季節の感じ方も(*_*;>
◎インフルの 予防のマスク 手でつまみ それでも吸うは 高生の意地<千葉駅前でごみを拾いながら高校生(もちろん大人も)の喫煙に声かけ。怖い顔で睨み返す彼らにも意地?があるんですね~(*_*;>
◎生ごみを 餌と呼び替え コンポスト 偏食ありの バクちゃん愛(いと)し<生ごみの自然分解用に購入したBH5。お陰で、我が家にバクテリア(バクちゃん)という生ごみを食べてくれるペット?が来ました~(^O^)/・・・結構好き嫌いがあるところが、またイイ!>
◎コンポスト バクテリアいて 減ったのは 生ごみの量 妻の体重<BH5とバクちゃんのお陰で妻が残り物を無理して食べるのが減り、体重も・・・(^O^)/>
◎肥桶を 担いで登る 山田道 母の教えし 資源循環<子どもの頃、生家の肥溜から汲み取った人糞を、山中にある畑まで担ぎ上げる母親の姿が目に焼き付いています。リサイクルの原点かも。おかあさん、ありがとう(._.)(;_;)>
◎フレディの 繋ぎしいのち 絵本事 舗装のゴミと 掃き捨てられて<少し前に話題になった「葉っぱのフレディ」は、最後に自分の命が次の命に繋がることに気付く。しかし現実は、アスファルトや公園に散った葉っぱは税金を使って回収され、燃やされている。次の命に繋がるどころか、邪魔者扱いである。>
松ケ丘GONET 五十嵐